2010年シーズンからJ2リーグで戦うようになってから、千葉は毎シーズン、J1昇格(2012年のJ1昇格プレーオフ導入後はJ1自動昇格)を目標に掲げてきた。だが、その目標はなかなか達成できず、2015年シーズンは9位、そして2016年シーズンは11位という戦績で、J1昇格プレーオフに進出すらできないほど千葉は弱くなってしまっていた。「選手個々の能力は高い」「J2にいるクラブではない」と自他ともに口にしていても、結果を残せていなければ『弱い』チームでしかないのだ。
だが、今季の千葉はシーズンインから徐々にフアン エスナイデル監督のチーム戦術を習得し、さらにそれを選手がピッチの中で判断して調整しながらプレーすることで『強い』チームへと成長してきた。そして、最終節の横浜FC戦で後半のアディショナルタイムの近藤直也のゴールによって逆転勝利を収め、クラブのリーグ戦の連勝記録を更新する7連勝を初めて達成。J1昇格プレーオフ進出を目指した松本、そして東京Vと徳島の試合結果により、第41節終了時の8位から6位に浮上して、J1昇格プレーオフに進出した。千葉にとっては3位で出場した2014年以来のJ1昇格プレーオフとなる。
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