●佐藤勇人選手:
Q:試合後、勇人選手からこみ上げてくるものを感じたのですが、あの時はどういった感情が湧いてきたのですか。
「自分がスタメンで出るようになって3試合目なんですけど、やっぱり悪い流れを断ち切れなくて、勝つことができなかったということで、自分に対するプレッシャーをずっとかけて毎日過ごしていました。自分が試合に出た場合は、チームを勝たせなければいけないというプレッシャーを自分自身にずっと与えていたので、そういうところも含めてというのもあったし、今週は千葉県が台風15号の影響で被災したということがあったんですけど、ニュースでは最初の頃はなかなか房総の報道がなくて、もっともっと知ってほしいと思いました。もっともっと被害に遭われている方がたくさんいるので、自分はなるべく多くの情報を入れようと思って、知り合いを通して少し動いたりしたんですけど、そういうことでやっぱりこみ上げてくるものもあったりしました。
自分の実家も2日前に電気が復旧して、それまでその地域が苦しんでいるというのを両親から話を聞いたりしたんですけど、妹の家族も実家に近いほうに住んでいて、妹の子どもたちも暑い中、苦しんでいるという話を聞きました。今日は自分の両親と妹は家族も含めて(フクアリに)来ていたので、みんなにも笑顔を与えることができたので、よかったと思います。自分たち、ジェフユナイテッド市原・千葉はやっぱりサッカークラブである以上、サッカーでしか勇気を与えられないと思うし、パワーも与えられないと思うので、毎日のトレーニングも含めてやっぱり試合で今日のように結果を出す。それが第一だと思うし、それプラスアルファでやはり子どもたちに何か提供できることが絶対にあると思うので、子どもたちにたくさんの笑顔が見られるように少なからずいろいろなところで動いていきたいと思います」
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