得意なはずのセットプレーのチャンスが数多くありながらも得点できず、逆にセットプレーで先制点を奪われ、5月30日にはそういった状況を想定して対応するトレーニングを行なうほど、十分に警戒していたはずの相手のカウンター攻撃で失点を重ねる。千葉としては何とも歯がゆく悔しい敗戦となった。前節(第15節・東京V戦)に続いて、決定機を作りながらもモノにできない決定力不足と、カウンター攻撃に対するリスク管理も含めて守備の脆さが、改めて露呈した一戦だった。
今節の千葉は前節とまったく同じスタメンだった。一方、長崎はセンターバックのイ サンミンが鼻骨を骨折したということで、代わりに徳永悠平を起用。また、左サイドハーフは第13節・新潟戦までほぼ全試合スタメン出場してきた澤田崇が負傷欠場中し、第14節・金沢戦では大本祐槻、第15節・徳島戦では翁長聖をスタメンで起用してきた。だが、今節では、長崎の手倉森誠が対千葉を考えた時に適しているのではないかと判断した吉田雅和を抜擢。結果的にこの采配が奏功した勝利となった。
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