3連戦のラストゲームだった前節(第26節・鹿児島戦)は、ハイプレスの守備でボールを奪い、左サイドを基点にした攻撃を仕掛けた。千葉のディフェンスラインの背後のスペースを狙ったり、サイドからパスワークで仕掛けたりする鹿児島の攻撃にピンチになる場面もあったが、前半は鈴木椋大のセーブなどで失点を防いだ。28分に堀米勇輝のCKからクレーベが先制点を奪ったが、追加点が取れないまま前半が終了。後半になるとギアを上げた鹿児島が攻勢に出て千葉は押し込まれ、江尻篤彦は自陣の右サイドが攻められているのに対応しようと、56分に堀米に代えて佐藤勇人を入れた。だが、攻撃のキーマンだった堀米がピッチを去り、攻めこむことで相手を守備に回らせて攻撃力を削いでいた効果が減少。守備時の1対1の局面で相手に競り勝てず、58分と74分に連続失点する一方で、千葉は後半に1本のシュートも打てずに1-2の逆転負けを喫した。江尻監督も選手たちも相手の変化への対応力不足を露呈した。
【鹿児島vs千葉】レポート:状況判断とプ…
■明治安田J2リーグ 第4節 3月16日(土)鹿児島 4-2 千葉(15:03…
読者コメント