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【新潟vs千葉】レポート:点取り屋のマークを怠る自滅の2失点が響き、後半の反撃は1点どまりで敗れる

【新潟vs千葉】レポート:点取り屋のマークを怠る自滅の2失点が響き、後半の反撃は1点どまりで敗れる

2019年09月08日 21:14 by akanuma_keiko
2019年09月08日 21:14 by akanuma_keiko

試合開始早々の連続失点が試合を難しいものにした。江尻篤彦監督が就任以来、選手に言ってきたことの1つに『球際』がある。球際の勝負でしっかり勝つことをトレーニングで口酸っぱく言ってきたが、それが試合でできていないことから、わざわざトレーニングで1対1の局面を想定した練習メニューを選手にやらせたこともあった。とはいえ、いくら指導者が指摘してトレーニングしても、最終的にそういった個の部分のプレーはその選手の意識次第のところもある。現に、今節でも江尻監督に何度も厳しく言われてトレーニングをやってきていたにもかかわらず、競り合いで簡単に相手に入れ替わられて前に行かれたり、寄せきれずにシュートを打たれたりしている選手が複数いた。

第25節・琉球戦以来、1分5敗と勝ち星から遠ざかっていることから、千葉サポーターには監督交代を望む声も大きくなっている。だが、指導者に指摘される以前の問題である、サッカーの基本をしっかりできない選手が試合に出ている状況では、監督交代を行なったところで事態の大きな好転は難しいだろう。千葉はここ数年、クラブとして『攻撃的なサッカー』を標榜するあまり、攻守は表裏一体で切り離せない重要な要素であるにもかかわらず、守備面を軽視した戦力補強や指導者によるトレーニングをしてきた。今、そのツケが戦績として表われているといえる。

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