第8節・栃木戦では、栃木のハイボール多用の攻撃とターゲットになる矢野貴章への対策として、試合のスタートから3バックのフォーメーションを採用した尹晶煥監督。守備は1-0で勝った第7節・金沢戦から連続無失点の成果を出した一方で、得点はゼロに終わったものの、米倉恒貴と小田逸希の両ウイングバックが回数の多い上下動を見せるなど、選手の持ち味を効果的に発揮した。それもあって3バックを継続した前節(第9節・水戸戦)は、中盤をダブルボランチではなく小林祐介をアンカー、見木友哉と髙橋壱晟をインサイドハーフとする形で臨んだ。特に米倉が何度もタイミングとスピードのいい攻め上がりから精度の高いクロスボールを上げたが、そこでペナルティエリアに入ってくるのは2トップの大槻周平と福満隆貴だけという場面が少なくなかった。アグレッシブな守備で試合を優位に運び、主導権を握っていた割には決定機が3回ほどという一戦だったが、交代出場の櫻川ソロモンが小田からのスルーパスを冷静に決めて、1-0での勝利となった。
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