千葉にとっては、高い位置で保つことが多いディフェンスラインをコントロールする山口のセンターバックにはそれほどスピードがないというスカウティングの分析に基づき、1トップにスピードのあるサウダーニャを起用してカウンター攻撃を狙った一戦だった。結果的にその狙いが奏功し、第2節・琉球戦以来となる複数得点の2ゴールを奪い、さらに無失点に抑えて、第7節・新潟戦以来の勝利をあげた。山口がボールを保持して攻める時間をしっかり耐えて粘り強く守ったのは評価に値するが、後半は2点のリードによる心理的な影響と連戦の2戦目で疲労など身体的な影響もあったか、後半は守備に少し緩みが出て山口に複数の決定機を作られた。また、もう少ししっかりとボールをつなぎ、ボールを保持する時間を作って主導権を握るべきではあったものの、カウンター攻撃を意識するあまり、前へのロングパスが多くなったり、スピード重視のパスの精度が良くなかったりと、攻撃面で問題点も見られた。それでもやはり勝点3の獲得は大きい。ここ最近は第8節・町田戦や第9節・横浜FC戦のように、内容が良くても勝ちきれない試合があっただけに、攻守の課題は残ったものの、しっかりと勝ちきるという結果を残したのは大きかった。
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