前節(第7節・熊本戦)は、水戸とスコアレスドローに終わった前々節(第6節)ではシュートを1本しか打てなかった小森飛絢が6本のシュートを打ち、決定機を作っていた千葉。ただ、小森に対するマークは厳しく、小森の動きのうまさで相手をかわしてシュートに持ちこんだ場面もあった。小森自身が自分が1回でも決定機を決めていれば勝てたと悔やんだように、確かにそういった面もあるが、小森以外の選手が決定機を多く作れたかというと厳しかった。選手個々のシュートの精度という決定力はもちろん、チーム全体としていかに多くの選手が数多くの得点機を作れるか。開幕当初から続いた複数得点試合、前節終了時点でチームの総得点数12がJ2リーグでトップという結果の陰に隠れていたチームとしての攻撃の課題が、改めて突き付けられた一戦となった。
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