江尻篤彦監督が就任してから3バックを採用していたのが、4バックに戻して2試合目の前節(第22節)・岐阜戦の千葉。堀米勇輝が何度も左サイドに回りこむなど自由に動き、選手が流動性のあるポジショニングで攻めたことと、岐阜の前からのプレッシャーがそれほど厳しくなかったこともあり、千葉はいい形で攻めて決定機を多く作った。だが、4分に先制したのは岐阜で、警戒すべき前田遼一に対する千葉のマークが甘く、第20節・町田戦、第21節・徳島戦と似た形でペナルティエリアの中央の手前のゾーンからシュートを決められて失点。前節は、町田戦や徳島戦のようにサイドからのクロスボールではなく、ペナルティエリアに入ったところでもなかったが、位置としてはほぼ同じだった。52分の失点シーンはCKからだったが、結局、似たような位置からミドルシュートを決められている。結局、町田戦と徳島戦で出ていた守備の問題点を改善できていないということだ。
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