第21節・栃木戦以来の無失点で試合を終えられそうな雰囲気が漂い始めた矢先だった。千葉にとっては自陣の右サイドでの水戸のスローイン。水戸の左サイドバックのジエゴのロングスローはそれまでも試合中にあり、無失点を目指す千葉はペナルティエリアに人数をかけて守っていた。ロングスローのボールの飛んだ先、ややニア寄りに入った水戸の伊藤槙人とバティスタを3人がマークに行き、溝渕雄志がヘディングでクリア。だが、ロングスローのボールがクリアされた時、そのクリアボールが飛んだところにいた水戸の伊藤涼太郎はノーマークになっていた。千葉の選手は急いでシュートブロックに行くものの間に合わず、90分、フリーになっていたとはいえ伊藤涼は落ち着いてボールを胸でトラップするとシュートを打つ。複数の千葉の選手の間を縫うようにうまく転がって行ったボールは、セーブしようとした佐藤優也の手の先で左隅にゴールイン。ゴールをカバーする意識が高い溝渕はヘディングでのクリア後、下がって行ってはいたもののゴールエリアまでは戻れず、ゴールエリアにいたのは佐藤優1人だけだった。前回対戦(第2節)と同様にスコアレスドローで終わるかと思われた試合は、アディショナルタイムに入る直前に水戸が先制。その後、千葉はセットプレーの場面では佐藤優までゴール前に上がり、同点ゴールを奪いに行ったが、ノーゴールで試合終了。千葉にとって今季のJ2リーグ戦では3試合目の無得点試合で0-1の敗戦となった。
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