第8節・栃木戦で8-0と大勝した千葉が迎えた前節(第9節)の徳島戦は、千葉の前からのプレスをかわされ、少しブロックを作る守備にするも徳島に主導権を握られる時間が長く、全体的には苦しい一戦だった。ただ、田中和樹が最近の試合では対戦相手の警戒もあり、あまり見せられなかったラインブレイクを仕掛けて右サイド深くまで攻め入る場面が複数あった。10分と早い時間の千葉の先制点は、田中の仕掛けの伏線があり、空いたスペーまで上がって来た髙橋壱晟のクロスに椿直起がうまく合わせたボレーシュートによるものだった。追加点奪取のチャンスがなかったわけではなかったが、そこで決めきれなかったのは課題として残る。だが、その一方で、徳島に複数の決定機を作られ、前半には日高大のファウルで徳島にPKを与えたものの、藤田のセーブでPKストップに成功するなど、最後のところで体を張って無失点に抑えたのは大きい。1-0の粘り勝ちで連勝し、前節終了時点の戦績を4勝1分4敗の勝点13で9位と順位を上げた。
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■明治安田J2リーグ 第12節 4月27日(土)仙台 0-2 千葉(14:03…
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