千葉の選手たちにとって、2-0から2-3と痛恨の逆転負けをした第39節・東京V戦のあと、気持ちを切り替えて臨んで1-0の勝利を収めた第40節・いわき戦、そして2-1の逆転勝ちとなってJ1昇格プレーオフ進出圏内入りを確定させた第41節・群馬戦と連勝し、進出が未定のJ1昇格プレーオフ決勝まで含めて5連勝するという気持ちは強いものだったはずだ。しかし、今節で千葉に勝ったうえで、甲府と山形の直接対決が引き分けで終わらなければ、J1昇格プレーオフ進出とはならない長崎と比べると、どこか気持ちの強さや気迫、それが体現されたプレーの力強さや集中力で、残念ながら今節の千葉は劣ってしまったように見えた。選手は否定するだろうが、J1昇格プレーオフ進出を決めたことでの安堵感が、千葉の選手の攻守のプレーの鋭さや精度、隙を与えない集中力などに影響を与えてしまっていた気がする。千葉もやるべきことをやろうとしていたし、実際のところ20本ものシュートを打つことはできていたように、やるべきことをやれていたところもあった。だが、千葉の得点はわずか1で、失点はミス絡みもあって3となり、試合は1-3の逆転負け。千葉の今季のJ2リーグ最終節は、J1昇格プレーオフ準決勝に向けて心身ともに引き締め直さなければならない敗戦となった。
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