千葉のJ1昇格を望む想いの強さが結実した、土壇場での小森飛絢の決勝ゴールだった。もともと愚直に体を張ってゴール前を守る良さを持ついわきが、44分にセンターバックの遠藤凌が警告2回による退場処分で数的不利となり、守備の意識をより一層強めた。いわきは前節(第40節・清水戦)で1-7と大敗し、今節はその反省を生かして守備を修正してきていた。それもあって最後のところでは千葉のクロスをはね返す守備を徹底。千葉は特に後半、決定機を作りながらも『1点』が遠かった。ただし、試合後の髙橋壱晟の話によれば、同じように対戦相手が退場者を1人出し、千葉が数的有利な状況だった第38節・水戸戦では水戸が5-3のブロックを作ったのに対して、今節のいわきは4-4のブロックだったため、狙えるスペースがあったという。それもあってか、後半には見木友哉がミドルシュート、鈴木大輔がロングシュートでいわきゴールを脅かした。だが、その決定機もいわきのGKの田中謙吾のファインセーブで得点とならない。『1点』を取りきる難しさが出た一戦で、86分、福満隆貴のクロスから小森がヘディングシュート。そのシュートが鈴木大に当たってこぼれたのをすかさず左足でシュートをして、小森が『1点』を奪った。
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