第8節終了時で7勝1分と圧倒的な強さで首位に立つ横浜FCと対戦した前節(第9節)の千葉は、戦前の予想以上に前からのプレスがハマり、立ち上がりから主導権を握った。ボールを保持して複数の決定機を作ったものの、それを決めきれないでいる前半の終了間際の43分、横浜FCにワンチャンスを確実にモノにされて失点。得点した小川航基は、第8節終了時点で7得点と絶好調でJ2リーグ得点ランキングトップと、最も警戒すべきストライカーだった。だが、寄せの甘さから彼をターゲットにしたクロスボールを長谷川竜也に上げさせてしまい、小川にはチャン ミンギュと鈴木大輔の間にうまくポジションをとられ、マークしきれずにヘディングシュートを許した。後半もペースをつかんで攻めたのは千葉だったが、課題の決定力不足を露呈して『1点』が遠かった。内容では横浜FCを上回りながらも敗色濃厚となった90+5分、セットプレーの流れではなかったものの、交代出場の末吉塁のクロスボールをヘディングで折り返したのはチャン ミンギュで、その折り返しからヘディングシュートを決めたのは新井一耀。劇的な同点ゴールで千葉が1-1の引き分けに持ちこんだ。
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