前節(第12節)も第11節・讃岐戦と同様に、千葉はゴール前に人数をかけてしっかり守る金沢を相手に前半からボールを保持した。だが、金沢の守備を崩すようなアイデアやパワー、攻撃のリズムの変化による揺さぶりなどを欠き、ボール保持率ほどには決定機を作れなかった。逆に27分、金沢にサイドを突かれて攻められ、対応しようとした若狭大志のクリアミスがオウンゴールとなって失点。34分に清武功暉へのファウルで金沢の野田紘史が退場処分となり、数的有利になった千葉だが、それをすぐに生かすことはできなかった。50分にはロングパスをディフェンスラインの裏へ出されて失点。金沢の佐藤洸一のドリブルの仕掛けには若狭が対応して近藤直也がカバーに入り、佐藤優也もゴールマウスを守っていたものの、佐藤洸にうまくシュートを決められてしまった。特に2失点目は決して防げない形ではなかっただけに、悔やまれる失点だった。千葉は53分に若狭が退場処分となったものの、後半から出場したアランダの前からのプレッシャーや縦パスの効果もあり、前半よりも決定機数が増えた。だが、その反撃も得点につながったのは51分のラリベイのゴールのみ。1-2で競り負けて、攻守ともに課題が残った一戦となった。
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