前半から千葉が主導権を握っていたものの、決定機といえるのは「ラリベイを狙っていたクロスでした。ミスキックだったので恥ずかしい」という決勝ゴールを含めた船山貴之の3本のシュートだけ。最後のところではしっかりと体を張ってゴールを許さない岡山守備陣の奮闘があったにしても、いい形でのフィニッシュの場面をあまり作れなかったことに攻撃面の課題は残った。だが、試合後に岡山の長澤徹監督が「1人少なくなってから目が覚めるという典型的なメンタルゲームかなと思いました」と話し、「本当に1人少ないような戦い方じゃなかったし、関係ない戦い方だったけど、しっかり体を張って最後までセカンドボールを意識してやってくれた。みんなが体を張ってしっかりと守った」と振り返ったように、終盤になって岡山が圧力を強めたのに対応し、無失点で勝ちきったのは大きい。そして、前節(第11節・甲府戦)の土壇場の近藤直也の同点ゴールで得た勝点1を、より意味のあるものにするような勝利で勝点3を今節で得たのは、何よりも結果が必要な千葉には非常に重要なことだった。
【仙台vs千葉】レポート:仙台に主導権を…
■明治安田J2リーグ 第12節 4月27日(土)仙台 0-2 千葉(14:03…
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