第38節では前半に退場者を出した水戸から逆転ゴールを奪えず、第39節・東京V戦では前半に2-0とリードしながら後半の3失点で2-3と痛恨の逆転負けを喫した千葉。いわきと対戦した前節(第40節)は前半、千葉がボールを保持して攻めながらも、ビルドアップのところでのパスミス、クロスやシュートの精度不足でなかなか決定機を作れなかった。いわきが数少ないチャンスを決定機に結びつけるのに対して、粘り強い守備で失点を阻止。前半の終了間際にいわきはセンターバックの遠藤凌が警告2回による退場処分となり、後半はまるまる千葉が数的優位の状況でのプレーとなった。水戸戦と似たような状況ではあったが、水戸戦は相手が5-3のブロックを作ったのに対して、いわきは4-4のブロックで守ったため、髙橋壱晟は水戸戦よりも攻めやすかったという。それもあって千葉は多くの決定機を作ったが、いわきのGKの田中謙吾の再三のファインセーブもあり、『1点』が遠い。だが、86分、それまではクロスがいわきの選手に引っかかったり、はね返されたりするのが目立ったが、福満隆貴のクロスがファーサイドに入る。小森飛絢が放ったヘディングシュートは彼の前にいた鈴木大輔に当たったが、そのこぼれ球から小森がすかさず左足のシュートを打って先制点を奪取。結果的にこれが決勝点となって1-0の勝利を収めた。
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