結果と試合展開だけを見れば、藤枝と対戦した前節(第31節)とまったく同じだった。ただし、対戦相手の磐田は前節終了時点でJ1自動昇格を狙える2位につけるなど好調で、もともと選手個々の能力、そして組織力が優れていること、さらに対戦成績は4連敗中だったことを考えれば、勝ちきったという結果を何よりも重要視すべきだろう。とはいえ、2試合連続で3得点は好材料だが、後半は相手がペースをつかむ展開をなかなか変えられず、2試合連続2失点というのは、試合運びの課題、得失点差の問題という面で、大きな反省点であることは間違いない。90分間のすべてで主導権を握るのは不可能に近いことであるのは確かだ。だが、相手が主導権を握る時間帯でも失点を防ぎ、少しでも自分たちが主導権を奪い返すような戦い方ができるようになっていかないと、J1昇格争いを勝ち抜くのは難しい。
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