前回対戦(第9節)では1-3で敗れ、積み上げの差を感じた藤枝との対戦となった前節(第31節)で、千葉は前半に小森飛絢、風間宏矢、ドゥドゥが得点して3-0。得点だけでなく、強度の高い前からのプレスが連動する守備も機能し、完勝といっていい内容だった。しかし、後半開始時に藤枝が3人の選手交代を行ない、交代出場のアンデルソンをターゲットにラフにロングボールを入れてきたり、2シャドーの左サイドからボランチにポジションを変えた横山暁之がうまく攻撃に絡んだりして流れを変えてきた。千葉は3点リードで隙が生まれたか、守備の強度が落ちて相手への寄せに甘さが出たり、攻撃時にミスが出たりして、藤枝がペースをつかんでいくのを止められなかった。
カウンター攻撃などで『4点目』、決定機数を考えれば『5点目』を奪えるような場面があったが、藤枝のGKの北村海テディの好守や藤枝の体を張った守備もあり、得点は3点のまま。逆に、FKから交代出場の矢村健にゴールを奪われると、81分には結果的にオフサイドのとり損ねからアンデルソンに得点され、1点差に詰め寄られる。その後の矢村の決定機はオフサイドでノーゴールとなり、千葉は何とか逃げ切る形で3-2の辛勝となった。
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