●小林慶行監督:
Q:前節(第31節)の藤枝戦ですが、試合後の会見で監督がおっしゃられていましたが、修正と反省をして次に向かいたいとのことでした。改めて、藤枝戦を振り返っていただいたうえで、どのように修正と反省を生かしていきたいとお考えですか。
「修正と反省で言えば、もう間違いなく後半の部分しかないと思うんです。後半の失点したあとぐらい、そのちょっと前ぐらいからですかね。今日、映像を使ってみんなと共有しましたけど、前半で言えば試合前に言っていたように、自分たちがこの藤枝戦の一回り目(J2リーグ戦の前半戦)のところからの4カ月で、自分たちの成長は十分感じられたというゲームになったと思っています。そして、後半の最後の25分ぐらいというところでは、自分たちにはまだまだ隙があって、まだまだ進歩しなければいけないところがあるというゲームになったと思っています。
じゃあ、何で? といったところでは、前から(プレスをかける守備に)行くことで(相手の)ボールを引っ掛けられるシーンは後半もずっと継続していたので、それは自陣の守備からの攻撃なんですけども、自分たちが特にボールを奪って前進したあと、リスクマネジメントを含めてどうだったのか。自分たちはずっと敵陣でボールを保持したいというか、しっかりとゴールに向かう姿勢を見せながら、ゴールに対してしっかりと後ろの選手、その前の選手が準備をする陣形というのがまず約束事であって、それがどうだったのかというようなところで、その立ち位置だったりとか、そのセカンドアクションが少しルーズになってくると、やっぱりカウンター攻撃を受ける回数が増える。そういうふうになると、やっぱり試合が行ったり来たりする展開になって、自分たちは奪ったあとに前に出て行きますし、それで相手に1つ止められたあと、2つ止められたあと、やっぱりそのセカンドボールを拾って、もう一回広げて敵陣でプレーする時間を長くしたいという手がある中で、やはり前に行くスピードは速いですけど、それに対して後ろがしっかりとついてくる。その陣形をしっかり整えるということができないと、やはりセカンドボールを拾い続けるのは難しいです。
そこから藤枝はリスクを負って人数をかけて前に出てきたという部分と、藤枝の(千葉陣内での選手の)残り方も多少リスクを負って人数を少し守備に戻したりしているんですが、それぐらい攻撃にというか、点数を取るというところに対してやってきていたので。まずはやっぱりそこをしっかりやるというところと、やっぱり少しずつ前半に比べて自分たちのミスというのが自陣で増えていたと思うんです。そういうところでは、狙いはしっかり共有できていて、ビルドアップの出口も自分たちで明確にやれている中で、個人のミスですよね。やっぱりそれが少しずつ出てきたがために、藤枝はやっぱり前に行くパワーがすごいですし、もちろんメンバーも変えてというようなところもありましたけど、やっぱり自分たちのミスで、リスクマネジメントの態勢であったりとか。
最後の2失点目で言えば、オフサイドか、オフサイドじゃないのかとか、小森(飛絢)のところがファウルだったとか、いろいろあるとは思うんですけど、決めるのはレフェリーなので。そういうことを考えると、小森のところはファウルじゃないですし、じゃあ、そのあとの(攻守の)切り替えとしてどうだったか。スローインの時の自分たちの集中力に隙はなかったのかというところ。一気にボールを運ばれましたからね。まず、そこの右サイドのところで1つ。それで、最後のスルーパスを出されたところでは、自分たちがどうしなきゃいけないかというところは、今日、戦術的に頭の中を整理しました」
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