清水が選手個々の能力でも、チームとしての攻守の組織力でも、千葉を上回っていることは、勝敗だけではなく得点数や失点数を見ても分かっている。ただ、清水が優位に戦う時間帯が長く、公式記録の清水のシュート数は千葉の8本の約2倍の15本だったとはいえ、千葉は実際に奪った2点よりもさらに多く得点できるチャンスはあった。実際の2失点よりも多く失点しかねないピンチを、鈴木椋大のスーパーセーブやゴール前でシュートを打たれるところでの粘り強い守備、そして清水のシュートミスに救われてもいた。それでも、勝てない試合ではなかったし、J1昇格プレーオフ進出の可能性が少なくなっていく状況下では、千葉にとって絶対に勝たなければならない一戦だった。しかし、J2リーグ戦では2試合目となる新しい国立競技場での開催ゲームで、J2リーグ戦史上最多の47,628人の観客が見守り、声援を送った白熱の一戦は、2-2の引き分けに終わった。
【仙台vs千葉】プレビュー:『際』の勝負…
■明治安田J2リーグ 第12節 4月27日(土)仙台vs千葉(14:00KIC…
読者コメント