J2第23節・甲府戦では、後半のアディショナルタイムに新明龍太がプロ初得点をあげ、劇的な逆転勝利を収めた千葉。その試合で見られた流動性のある動きでのパスワーク、ペナルティエリアに進入していくプレーなどの好材料を生かし、連勝を目指した前節(第24節)だったが、15試合勝利なしで6連敗中の大宮が作る5-4のブロックを崩す工夫を欠いた攻撃となった。大宮のスローインから一瞬の隙を突かれる形で失点し、後半の終盤に交代出場の米倉恒貴のクロスを大宮の新里亮がヘディングでクリアしたのを日高大が拾い、難しい体勢から強烈なシュートを決めて同点。一気に逆転まで行きたいところだったが、流れの中からはなかなか決定機が作れない。90分に大宮がFKから浦上仁騎がヘディングシュートを打ったのを、千葉はGKの新井章太が両手でキャッチングに行ったもののファンブル。大宮のアンジェロッティに頭で押し込まれ手勝ち越しゴールを奪われ、1-2とショッキングな敗戦となった。試合展開としては悪くても勝点1は持ち帰らなければならなかったが、結果は敗戦で勝点ゼロ。前節終了時点での戦績は7勝7分10敗の勝点28で15位となり、J3自動降格圏内の21位のいわきとは勝点4と数字的には厳しい状況だ。
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