※まず筆者の体調不良により、スタメン発表後に大宮戦に向けての小林慶行監督のコメント、そして、このプレビューの掲載となってしまったことを深くお詫びいたします。
第22節・大分戦ではPKで失点し、PKで見木友哉が同点ゴールを奪って1-1で引き分けた千葉。第21節終了時点で6位につける大分が、負傷者続出の中でしたたかに勝点を取り続けるタフさを持っているとはいえ、千葉としては勝ちきりたい一戦だった。そして迎えた前節(第23節)の相手は、公式戦7連戦の3試合目の甲府で、甲府は磐田と1-1で引き分けた第22節から8人のスタメンを変更し、ピーター ウタカやジェトゥリオがベンチスタート。千葉は前半に主導権を握って戦い、複数の決定機を作るもなかなか決めきれない。PKでの先制点奪取のチャンスも見木が蹴ったボールを、甲府のGKの河田晃兵が触ったあとにゴールポスト直撃でノーゴール。その後の28分に、ロングボールの処理で連係ミスとマークミスが出て、甲府の宮崎純真にチームのファーストチャンスをモノにされて失点した。しかし、31分、左サイドでの崩しから米倉恒貴が潰れる形になり、フリーになっていた小森飛絢がシュートを決めて同点。後半は選手交代でフォーメーションを4バックから3バックに変更した甲府が少し盛り返し、互角に近い戦いとなるが、両チームともなかなか決定機を作れない。しかし、千葉は交代出場した新明龍太が90+1分、劇的な逆転ゴールを決め、千葉は2-1と今季初の逆転勝利を収めた。
すでに、今節のスタメンが発表されている段階での原稿作成のため、今節のスタメンが前節から2人変更となり、米倉恒貴に代わって田中和樹、高木俊幸に代わって新明がスタメンとなっている。それぞれプレースタイルのタイプが違うため、完全な代役というわけではなく、田中と新明に求められるものは少し異なってくるかもしれないが、得点に絡むことは間違いなく求められている。新明は前節でプロ初ゴールを決めているだけに、大宮のマークはより厳しくなるかもしれない。また、田中は前節で千葉が逆転したあと、フリーでパスを受けながらシュートをブロックされて得点できず、今季はまだ無得点。前節の悔しさを払拭する活躍を見せ、千葉への移籍後得点をマークすることを期待したい。
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