〇小林慶行監督
Q:前節(第23節・甲府戦)の試合後の記者会見でお話しされていましたが、1つ勝っただけで、自分たちが目指すものはまだ先にあるというところで、ただ、6試合ぶりの勝利というのは本当に大きなものだと感じます。改めて前節の試合を振り返りながら、6試合ぶりの勝利について率直な感想をお聞かせください。
「勝利できたことに関してはすごく嬉しいですという部分と、6試合ぶりっていろいろあると思うんですけど、その中でもチームが成長している部分というのは自分の中ですごく評価していた部分もあって、特に二回り目の対戦が始まったところ、(第20節)水戸戦のあと、(第21節)いわき戦の前のところから、1周回ったところでの振り返りも含めた部分で、やはり自分自身が変わらなければいけないと。今のままでは同じことを繰り返すだけだというところで、何を変えていくんだという部分でのところ、変えられるとしたらやはり1日、1日のトレーニングしかないので、その部分でまず自分が変わること、そして選手が変わっていくんだという意思表示を示すこと、チームの雰囲気をより厳しいものにしていくことというところをトライしていこうと覚悟を決めて、その中で進んでいたので。6試合ぶりというよりも、やはり1つ、自分の中ではそこで区切りだという部分が正直あります。
なので、そういったところから、水戸戦のあとの部分からというと、相当ベースの部分としてはしっかり戦えてきているというようなところに、自分自身も選手も手応えを得られているんじゃないかといった部分と、トレーニングを見てもらった人には分かると思うんですけど、以前とはちょっと違う空気感でトレーニングは進められているというような部分があります。それはすべて勝つためで、一巡目と同じことを繰り返さないためで、そこはかなり口酸っぱく選手には言っている部分なので。今日のフィードバックのところでも、もちろん失点シーンだとかミスに関しては厳しいことも選手には伝えていますし、その中で前節で起きたことといえば、後半に少し相手が変わったところに対して、自分たちがどういった変化をしていくというようなところを、うまく選手たちに伝えられなかった自分のミスというところも改めてみんなの前で、フィードバックというか、こういうことが起きてしまったから最初の交代から7分間、2回目の交代までみんなを少しバラバラにしまったというようなところ、そういうミスを自分自身もすべては勝利に近づけるためという話も含めて、だからこそ同じようなミスはしない、自分自身がですけど。そういったところも含めてですけど、もっともっと厳しい雰囲気でやっていくという覚悟をより一層決められる勝利にもなったと思います。空気が変わった中でなかなか勝ちきれないゲームが続いていましたけど、内容自体はやっぱり間違いなく改善できている部分と、それに伴って最後の最後で勝点3を取れたところはすごく大きな自信にもなります。
あとはやっぱり決勝点を取ってくれた選手が途中から出てきたメンバーだということもそうですし、新明(龍太)はやはりクラブから考えればすごく重要な選手で、それはやっぱり会社というようなところで、アカデミーの選手たちにとっても憧れの存在であり、そういった1年前まで一緒にやっていた先輩がこうやって1年後にこのスタジアムで、ピッチで決勝点をあげてトップチームを助けてくれるプレーをしていると。そういったところはアカデミーの子たちにとってもすごく大きな刺激になっていると思うので、そういったところでもすごく大きな勝利でしたし、大きな決勝点でした。ただ、間違いなくあの時間でもタフに戦えていたというのは、トレーニングの積み重ねだなと、そういうふうには思っています」
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