『勝たなければならない試合』が続く千葉は、今季の開幕戦で0-1と敗れた岩手と対戦した前節(第36節)で2-1と勝ちきった。4分と早い時間に櫻川ソロモンがPKを決めて先制したが、その後はボールの保持率では千葉がやや上回ったものの、決定機数は岩手のほうが多いという苦しい展開となった。31分には岩手のカウンター攻撃を受け、クロスを予想して警戒する新井章太のポジショニングを見たモレラトが、新井章の体とゴールポストの隙間を狙ってシュートを決め、前半のうちに同点とした。千葉の選手は気落ちしなかったというわけではなかったが、そこで一気に崩れることはなかった。後半にはセットプレーで何度も岩手の甲斐健太郎にヘディングシュートを許し、モレラトのオフサイドがなければ逆転されていたというシーンもあった。そんなピンチが多く、苦しい状況下の79分、田口泰士が見木友哉とのワンツーパスをスイッチに連動した攻撃を仕掛ける。櫻川の落としを受けた西久保駿介のクロスに、攻撃のスイッチを入れた田口が頭で合わせ、勝ち越しゲールをゲット。岩手の反撃を抑えて2-1で勝ち、今季2度目の連勝となった。
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