紅白戦形式の戦術練習で気になったところでプレーを止め、自分が実際にやって見せるなどして指示やアドバイスを送り、ボール出しをしていたフアン エスナイデル監督。
●フアン エスナイデル監督:
Q:前節(第27節・松本戦)を監督の目から見ての総括を教えてください。
「一方では、彼らが順位表のあの位置にいることは偶然ではないということが言えます。彼らの得意なところをうまく使ってきている。彼らはああいうふうにうまく精神状態をコントロールできるのだと思います。たぶんそういうものは順位表がそういう落ち着きを与えてくれているというのもあると思います。そういう状況に関しては、彼らは私たちよりも上だったかもしれません。ただ、この前(第27節・松本戦)に関しては、前回対戦のアウェイ(第20節)での戦いのように、前半は素晴らしい試合をうちがしました。
そこで、私たちがもっと堅いチームのプレーを見せていればよかったのかなと思います。たった1つのプレーで、相手がああいうふうにやってくるのはわかっていて、あれをやってくるのを私たちは待っていたにも関わらず、(松本のプレーへの対応が)できなかった。ただ、相手はそういうところで驚かせてくる。まあ、うまくやってきた相手を祝福したいと思います。それだけだと思います。ただ、やるとわかっているのにやられてしまったというところ、しかもゴールをされてしまうというところは少し心配ではあります。その心配事に関しては、今回だけではなく、かなり前から心配していたことではあるのですが、まあ、今現在、我々が乗り越えなければならない壁の1つというのが、そこなんだと思います。そこはよくしないといけないのですが、ただ、次の町田戦の試合も同じになると私は予想しています。
(町田は)相手陣内でボールを奪いに行ったら、相手のFWがすぐ速く動き出して、ボールをそこに蹴るということはもうわかっています。私たちもそうです。そういう意味では相手がやることはわかっていて、しかもそれをどうすれば防げるかやり方はわかっているはず。あとは実行するだけです。しっかりやれば勝てると思います。しっかりできないと問題ですね。ただ、もう、それはわかっています。彼らのビルドアップは同じです。ロングパスを出して、セカンドボールを狙って、それを拾って攻撃する。それはもうみんなわかっているはずです。今回は、今、言った、そういう2つのシチュエーションをもう少しいい解決策で対応したいと思っています」
Q:先日(8月8日)、下平匠戦手の期限付き移籍での加入が発表されました。監督が(試合などの)映像と実際に練習で見たプレーの特徴と、彼にはどんなことを期待したいのかという2点を教えてください。
「彼の印象はまだ少ない印象しかないのですが、まだ2日しか練習していないので。ただ、(千葉に)連れてきたのは必要だと思ったからで、経験も多いということや足元もうまい、質が高いということがあります。そのポジションに必要だと思ったから連れてきました。そういう意味では助けになると思っています」
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