千葉にとっては悪夢といえる瞬間だった。1-1のスコアで6分と表示されたアディショナルタイムは間もなく6分になろうとしていた。キム ボムヨンが自分の頭で触ったボールを必死に追ってクリアし、CKにはせずにスローインにする。アディショナルタイムが6分を過ぎたところで、長崎は翁長聖がロングスローをゴール前へ入れた。長崎はゴール前中央のファンマがファーサイドへヘディングでボールを送ると、ファーサイドのポストの近くにいた山本真希が防ごうとするのも及ばず、田上大地がヘディングで折り返す。そのボールを受けた乾大知が厳しくマークされることもなくヘディングシュートすると、無情にもボールはゴールマウスに入って、千葉は土壇場で失点。そして、千葉のキックオフで試合が再開した直後に試合終了を告げるホイッスルが吹かれ、千葉は1-2で敗れた。
今節の千葉は2-1と競り勝った前節(第33節・水戸戦)とまったく同じスタメンで臨んだ。一方、長崎は前節(第33節・大分戦)のスタメンから3人変更。3バックの中央でプレーする髙杉亮太は前節の終盤に足が攣って状態が万全ではないことから、そのポジションに田代真一が入った。そして、ダブルボランチの一角を養父雄仁から前田悠佑に、右ウイングバックを福田健介から飯尾竜太朗に代えた。
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