今季初の連敗は、千葉のハイプレスが特に機能していた前半に、ほとんどの時間で清水に自由を与えず主導権を握っていたにもかかわらず、先制点を奪えなかったことが響いた。ペースをつかんでいたわりには前半の決定機は小森飛絢が得点したシーンだけといえ、清水にチャンスを確実に決められて先制点を奪われた。後半はプレッシャーのかけ方を変え、選手交代で攻守のパワーを維持しながら、途中から5バック気味にフォーメーションを変えてきた清水の守備を最後まで崩しきれなかった。崩しきれなかったどころか、公式記録の後半の千葉のシュート数はゼロ。清水の守備を揺さぶろうとボールを左右に動かしてはいたが、崩してのフィニッシュを意識しすぎたか、結果的にシュートへの積極性を欠いたような結果となった。清水の秋葉忠宏監督が口にした『我慢比べ』で我慢しきれず、後半にはあまりにもあっさりと2失点を喫した。頑張ってはいるものの、その頑張り方の工夫、頑張りどころで頑張りきれないという、今の千葉の攻守の問題点が出た連敗となった。
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■明治安田J2リーグ 第12節 4月27日(土)仙台 0-2 千葉(14:03…
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