ジェフ便り

【千葉vs栃木】レポート:サイドの攻防で栃木の術中にはまり、スペースを有効活用できずに無得点で敗れる

【千葉vs栃木】レポート:サイドの攻防で栃木の術中にはまり、スペースを有効活用できずに無得点で敗れる

2020年07月12日 21:28 by akanuma_keiko
2020年07月12日 21:28 by akanuma_keiko

試合が始まって14分になった頃、何気なく千葉ベンチを見ると、尹晶煥監督が「何でなのだろう」とでもいうような感じで首をかしげながら、テクニカルエリアからベンチに戻って来た。試合後のオンラインでの記者会見で、尹晶煥監督は試合の感想を語る冒頭で「全体的に今日は体が重かったと思う」と話し、その後の話の中で「序盤は良かったと思いますが、時間が経つほど相手のパワー、フィジカル的な勝負に押されてしまったという印象」と語った。栃木の千葉対策の影響もあっただろうが、できる限りの準備をしてきたにもかかわらず、選手が思うように動けていないことを感じ、疑問を抱いたのかもしれない。

今節はスタジアムの収容人数の50パーセントまで(上限は5,000人)という条件付きながら、観客が入場しての試合開催となった。原則はアウェイサポーターの入場は自粛ということで、アウェイ側ゴール裏スタンドをはじめ通常はアウェイ側エリアまで千葉のイエローを身につけた観客がいるのは、いつもとは違う光景だ。アウェイチームのものを身につけていなければ入場できたため、中には栃木サポーターもいたかもしれない。だが、スタンドの観客は先にウォーミングアップに出てきた千葉の選手へと同様に、栃木の選手がウォーミングアップのためにピッチに出てくると拍手で迎えた。栃木の選手がその拍手に気づいていたのか、気づいていたとしてそれをどう捉えていたかは分からないが、サポーターは試合を生で見られる喜びを、試合は対戦相手がいてこそと称える思いも込めて拍手で表現したように感じられた。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

小林慶行監督「今回(秋田戦)の経験をしっかりと自分たちの経験値としてプラスアルファされた状態で、次に立ち向かって本当に大きな力を出していかなければいけない」

小林慶行監督「今回(秋田戦)の経験をしっかりと自分たちの経験値としてプラスアルファされた状態で、次に立ち向かって本当に大きな力を出していかなければいけない」

[重要なおしらせ]ジェフ便り 4月末でのサービス終了のおしらせ

小林慶行監督「今回(秋田戦)の経験をしっかりと自分たちの経験値としてプラスアルファされた状態で、次に立ち向かって本当に大きな力を出していかなければいけない」

【千葉vs秋田】レポート:数的不利の秋田の粘り強い守備を崩す工夫を欠き、『際』の勝負で競り勝てずに逆転負け

【千葉vs秋田】レポート:数的不利の秋田の粘り強い守備を崩す工夫を欠き、『際』の勝負で競り勝てずに逆転負け

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)