J2リーグ戦の第4節・鹿児島戦で2-4の逆転負けを喫した千葉は、攻守を改善して臨んだはずの前節(第5節・清水戦)では立ち上がりから出足が鋭く、強度の高いプレスを見せ、清水には自由に攻撃させなかった。しかし、その一方で、攻撃ではセットプレーも含めて迫力や精度、そして工夫や思い切りのよさを欠き。なかなか決定機を作れない。44分にワンチャンスともいえる決定機を清水にモノにされてしまったのは痛かったが、45+1分、この試合で素晴らしいパスカットを何度も見せていた小林祐介が、マイボールにしてすぐに小森飛絢にパスを出す。小森はキックフェイントを交えてDFをかわし、DFに当たったボールがゴールマウスに入って同点ゴールを奪った。後半は修正を図った清水が試合の流れを変え始め、中盤での潰し合い、ボールの奪い合いが続く展開の中で、80分にマイボールにすると千葉の隙を突き、個の能力の高さを発揮して乾貴士が勝ち越しゴールを奪う。さらに90+1分、千葉にとっての右サイドから左サイドへの大きな展開のサイドチェンジのパスを折り返され、そこに入って来た清水の松崎快にシュートを決められてしまう。千葉は公式記録の後半のシュート数がゼロと、3失点の守備に加えて攻撃面でも課題を残した1-3の敗戦で、今季初の連敗を喫した。
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