千葉にとっては非常に悔やまれる敗戦という形での今季のJ2リーグ戦のスタートとなった。早い時間にCKから鈴木大輔が先制点を奪ったものの、時おりディフェンスラインの背後のスペースを突くロングパスを使いながら、しっかりとボールを動かして攻める山形の推進力をなかなか止められなかった。前半こそは最後のところで体を張って耐えていたものの、選手交代でピッチに入った山形の高橋潤哉をつかまえきれず、2ゴールを献上してしまう。その一方で、決定機を作りながらもなかなか得点できず、攻めに出て攻守が切り替わったところで戻りきれずに、相手をフリーするような形で失点を重ねてしまう。後半のアディショナルタイムに横山暁之が得点して1点差に迫り、まずは同点を目指したものの時間切れで2-3の敗戦。過去10試合勝利なしと相性の悪い山形にまた勝てず、スタートダッシュとはいかなかった。
注目の開幕戦のスタメンを見ると、千葉はGKがちばぎんカップに続いて藤田和輝がスタメンとなり、昨季の途中からスタメン出場を続けていた鈴木椋大はリザーブとなった。ディフェンスラインは右から髙橋壱晟、鈴木大、メンデス、日高大で、ダブルボランチは右が田口泰士、左が横山。そして、前線は右サイドハーフが田中和樹、左サイドハーフがドゥドゥで、セカンドトップは風間宏矢、1トップは小森飛絢となった。一方、山形はかつて渡邉晋監督が指揮を執っていた仙台から完全移籍で加入した氣田亮真(千葉のアカデミー出身)が、2シャドーの左サイドに入った。氣田以外のスタメン10人はいずれも昨季に在籍していた既存の選手となった。
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