届かなかった。千葉はJ1昇格プレーオフ準決勝に進出し、あと2勝すればJ1への扉は開いた。だが、千葉はその扉に近づくことはできたが、その扉の目の前に立ち、扉に手をかけることができなかった。前回対戦となるJ2リーグ第39節の東京V戦での千葉は、ドゥドゥの個人技を生かしたゴールで前半に2-0とリード。しかし、もともと攻守両面が安定しており、その試合でも主導権を握っていた時間帯が長かった東京Vが、後半に地力を発揮して連続3ゴールを奪い、千葉は2-3の逆転負けを喫した。
今回のJ1昇格プレーオフ準決勝では、J2リーグ戦で6位の千葉は3位の東京Vに勝たなければ決勝には行けない。だが、J1昇格プレーオフ進出のためには毎試合が決勝と言ってきた千葉にとっては、シチュエーション的には大差はない。ただ、第39節では負けてもその先があったが、J1昇格プレーオフ準決勝ではその先はない。そして、この試合での千葉は前半から押し気味に戦いながらも決定機を決めきれず、逆に東京Vには決定機を確実にモノにされて前半に2失点。後半に選手交代を行ないながら反撃したが、小森飛絢が一矢を報いただけにとどまり、千葉は1-2の敗戦。J1への扉は開けられなかった。
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