ジェフ便り

【東京Vvs千葉】レポート:ドゥドゥの個人技で前半に2点リードするも、攻守のミスが多発して3失点での逆転負け

【東京Vvs千葉】プレビュー:J1昇格を争う東京Vに勝つにはサイドの攻防、相手の攻守の弱点を突くことがポイント

2023年10月22日 10:45 by akanuma_keiko
2023年10月22日 10:45 by akanuma_keiko

 

クラブ記録更新となる8連勝がかかった前節(第38節)の水戸戦は、GKの鈴木椋大のビルドアップのパスを狙われてカットされ、そのあとの水戸の選手、特に得点した鵜木郁哉への寄せの甘さもあって23分に失点した。水戸がシンプルに素早くゴールを狙うのに対して、千葉はボールを持って攻めても最後のところの精度を欠いて決定機をなかなか作れない。しかし、水戸は先制直後の25分に安藤瑞季がこの試合の2度目の警告で退場。水戸が守備の意識を強める中、千葉は左サイドでの日高大、見木友哉が絡んだ崩しから、見木のクロスにファーサイドから入ってきた田中和樹がうまくシュートを決めて同点とする。後半は水戸が開始時の選手交代で5バックに変更し、『1点』を守りながらカウンター攻撃を仕掛ける戦い方に変更。千葉も選手交代をしながら逆転ゴールを目指したが、ラストパスやシュートの質の不足、フィニッシュに至る過程でのプレーの選択自体も含めたミスもあり、水戸の守備を崩せない。結局、1-1の引き分けに終わって連勝は7で止まった。

千葉は選手たちも小林慶行監督も連勝のクラブ記録更新というよりも、残り試合を全勝するという気持ちで今、挑んでいる。それだけに引き分けに終わったのは悔やまれるが、課題は残ったにしても、その時点でできることにはトライしていたという思いがあった。とはいえ、残り4試合、ことにJ1昇格を争うライバルである東京Vとの直接対決の今節は、やれることを100パーセントやり切ったうえで勝点3をもぎ取るという結果が必須の一戦となる。前節(第38節)終了時点での千葉の戦績は17勝10分11敗の勝点61の5位で、東京Vの戦績は18勝11分9敗の勝点65で3位。勝点差は4ということで、水戸戦で勝っていて、今節で勝てば順位が入れ替わる状況だったが、水戸戦が引き分けだったため、今節で勝てば東京Vに勝点差1と迫る状況だ。

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