J2リーグ第18節・いわき戦からJ2リーグ戦では3連敗、天皇杯2回戦・大宮戦を含めれば公式戦4連敗で迎えた第21節は、J2残留争いの渦中にいるいわきに対して、球際や競り合い、プレスの強度を高いものでプレーするというベースを取り戻し、試合を優位に進めたもののゴールを奪いきれずにスコアレスドローとなった。そして、前節(第22節)は前回対戦(第5節)で1-2と負けた大分が相手で、負傷欠場が多数いる中、首位の町田とは勝点差6で2位につける大分に、前からの果敢なプレスを仕掛け、時には自陣で素早くブロックを作って守り、失点をPKの1点に抑えた。
特徴のあるビルドアップの仕方をする大分を立ち上がりからうまく抑えたものの、大分は千葉の守り方に対応するように立ち位置やボールの動かし方を修正し、前半の30分過ぎからペースを握って決定機を作った。だが、大分のシュートの精度不足にも助けられながら、千葉は粘り強い守備を見せた。60分にPKで失点しても気落ちせずに我慢強くプレーし、相手のハンドの反則でPKを得ると、呉屋大翔との話し合いでキッカーとなった見木友哉がきっちりと決めて同点。その後、千葉には3回のFKがあるなど、セットプレーで逆転ゴールを奪う機会もあったが、その機会を生かせずに1-1の引き分けに終わった。
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