ジェフ便り

【水戸vs千葉】レポート:攻守の球際のプレーも精神面も脆さを露呈し、先制しながらも失点を重ねて1-4の大敗

【水戸vs千葉】レポート:攻守の球際のプレーも精神面も脆さを露呈し、先制しながらも失点を重ねて1-4の大敗

2023年06月16日 11:10 by akanuma_keiko
2023年06月16日 11:10 by akanuma_keiko

大宮に0-1で敗れた天皇杯2回戦を含めれば公式戦3連敗となり、その悪い流れを今節での勝利で断ち切りたかった千葉だが、結果は1-4と逆転されての大敗。依然として解消されない得点力不足に加え、4失点目のPKとなった小林祐介のハンドの反則は判定が厳しいものだったものの、それまでの3失点は決して防げないものではなかった。ゴール前に入ってくる相手選手に、誰がどこまで厳しくマークするのか。そして、相手選手との競り合いや球際の勝負でしっかりと最後まで体を張るのか。選手個々の守備意識の高さに加えて、ゴール前の守備組織の構築といった部分で、ある意味、今節では得点力以上に大きな課題と思われてしまうような脆さを見せた敗戦となった。数字上は確かにまだJ1昇格の可能性は残っている。だが、今節で見せた現状からは、J1昇格を目指すチームらしい強さは感じられず、小林慶行監督が常々口にする『継続』がどこか空しく感じられる試合だった。

今節の千葉のスタメンは、0-2で敗れた第19節・町田戦からは1人だけの変更(新明龍太に代わって風間宏矢)で、町田戦のあとに開催された天皇杯2回戦からは4人の変更(鈴木椋大に代わって新井章太、矢口駿太郎に代わって西久保駿介、新明に代わって風間、末吉塁に代わって椿直起)となった。

一方、今節の水戸のスタメンは、2-1で勝った第19節・大宮戦から5人の変更となった。GKが中山開帆から春名竜星、右サイドバックが杉浦文哉から長井一馬、2人のセンターバックのうちの1人が田辺陽太から松田佳大、左サイドバックがタビナス ジェファーソンから今節の出場を最後にハノーファーのU-23チームに期限付き移籍となる松田隼鳳に変わった。そして、右サイドハーフが小原基樹から鵜木郁哉に変わって、左サイドハーフが井上怜から小原に変わった。ちなみに、水戸は1-0で勝った天皇杯2回戦・山口戦で、大宮戦に続いてスタメンだったのは田辺とタビナス ジェファーソンだけで、今節のスタメンで天皇杯2回戦に続いてスタメンだったのは春名と鵜木だけだった。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

【仙台vs千葉】プレビュー:『際』の勝負で攻守の強度を高くプレーし、隙を与えずに推進力のある攻撃で勝利を狙う

【仙台vs千葉】プレビュー:『際』の勝負で攻守の強度を高くプレーし、隙を与えずに推進力のある攻撃で勝利を狙う

横山暁之選手「秋田戦をああいう展開で負けてから次の試合ということで、やっぱりどうしても勝ちたい」

【仙台vs千葉】プレビュー:『際』の勝負で攻守の強度を高くプレーし、隙を与えずに推進力のある攻撃で勝利を狙う

田口泰士選手「(仙台は)技術が高いですし、攻撃も守備もいい選手がたくさんいるので、チーム力があるなという印象」

【仙台vs千葉】プレビュー:『際』の勝負で攻守の強度を高くプレーし、隙を与えずに推進力のある攻撃で勝利を狙う

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)