今季初の連敗で迎えた前節(第7節)の新潟戦の千葉は、前半は新潟にボールを保持される時間が長かったが、粘り強い守備で新潟が得意なカウンター攻撃を簡単にはさせない対応力を見せた。前からのプレスのかけ方を修正した後半は、ダブルボランチの田口泰士と熊谷アンドリューがより前に出て攻撃に絡む形が増え、千葉が新潟ゴールに迫る回数が増えた。互いに選手交代で流れをつかもうとする中、千葉は秋山陽介に代わって60分から出場した末吉塁が左サイドでスピーディーなドリブル突破を披露。67分にはCKのこぼれ球から末吉がゴールマウスを捉えたミドルシュートを打ったが、新潟の島田譲のヘディングクリアでノーゴール。71分には末吉の突破から67分に櫻川ソロモンに代わって出場したサウダーニャが決定的なシュートを打ったが、これはゴールポストの横に外れてしまう。一方で、千葉のディフェンスラインの背後を狙う新潟の攻撃を千葉は3バックがしっかりと対処し、試合は『1点』勝負の様相となった。4分と表示された後半のアディショナルタイムも時間が経過していき、スコアレスドローという結果がちらつき始める。だが、90+5分、左からの田口のCKのボールにニアサイドで鈴木大輔が合わせたヘディングシュートがゴールマウスの右隅に決まり、千葉が劇的な決勝ゴールで1-0と勝ちきった。
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