尹晶煥監督が率いて3シーズン目となった千葉は開幕戦で勝利して、今季こそスタートダッシュをしたかったが、J2初年度チームの岩手に0-1で敗れた。千葉は岩手が得意とするセットプレーの攻撃に対し、スカウティングによる分析を元に対策を講じたはずだった。だが、2月24日の練習後のチャン ミンギュの話によれば、スカウティングではニアサイドが狙いと見られていたセットプレーが、開幕戦ではファーサイドが多くなっていたという。とはいえ、スカウティングによる分析と実際の相手のプレーに違いがあることは珍しくなく、それに柔軟に対応できなければJ1昇格など望めない。また、攻撃面では岩手の前線からのプレスに対して、例えばワンタッチプレーを交えて攻撃に緩急のリズムの変化を加えるなど、マークを剥がしてフィニッシュまで持ちこむための工夫を欠いた。前半は櫻川ソロモンのポストプレーを岩手にうまく封じられたのは確かだが、サイドの奥深くへの仕掛けや果敢なミドルシュートといった積極的なプレーが少なかった。攻守両面でやるべきプレー、やれたはずのプレーをやりきれなかった、悔やまれる敗戦だった。
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