【写真】選手に交換させたビブスを手に持ちながら、ゲーム形式の練習での選手のプレーを見ている長谷部茂利監督代行。
Q:前節(第40節)はビルドアップのところで苦労して、あとは相手の気迫に押されたというところもあるのでしょうか。1点取ってから徐々に千葉のペースに持ってこられたかなという印象があるのですが、改めて試合を振り返ってそのあたりについて教えていただけますか。
「いや、金沢戦はビルドアップはそんなに悪くなかった。というのは、彼らはもうブロックをハーフウェーラインの向こう側の自陣のところを基準にして作っていたから。ビルドアップのところというよりは、そこから前に入って行くところ。当然、アタッキングサードに入るにはミドルサードのボールの配球、動き、そのへんがたぶんうまくいかなかったというか、相手が非常によかったです。まあ、あそこまでハードに全員がスイッチを持っている動きというのかな。俺が行く、下がる、俺が行く、俺が、俺がっていうのが、前の6人全てでできていたような感じだったんですよ。そこに対してもうどうしようもなかったというか、もっとビルドアップというか配球のところでいうと、パスの質と動きの質がないとたぶん簡単には崩せない。何回か行けそうだけど、やっぱりそこで、潰れちゃうというか、入ったところでの質もあったし、相手のその頑張りというかね。あとは風もあったんです、実は。意外と気づかなそうな風だったと思います。(風速が)5メートルぐらいだったかな。わからないけど。ちょっと冷たくて風があって、風にボールが流されるという場面がけっこうあった。ゴールキックなんか見てるとそういうふうにわかったと思うんですけど。逆に、後半は多少攻勢になるというか、ただ、風が変わるから、変わらないでほしかったなというのがあったんですけど、(風が)ちょっと舞っていたかな。回っていたというか、そういうのもあったと思うんです。でも、非常に金沢の守備がよかったと思います。我々がダメというよりは行くところ、行くところ、けっこういいプレッシャーをかけられて、そんなふうに感じていました」
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