決して勝てない相手ではなかったし、悪くても引き分けることができる試合だった。ただし、それは千葉が攻守でやるべきことをしっかりとやりきり、特に得点力不足の現状を考えれば、イージーミスで相手に先制点を献上しないという条件をクリアしてこそ得られる結果だ。だが、今節の千葉は犯してはいけないミスが絡んで先制点を仙台に与え、さらに注意力や対応力の欠如から前半のうちに2点目を仙台に与えてしまった。前節(第17節)までの総得点が17で、1試合平均1得点の千葉にとって前半の30分過ぎにすでに2点のビハインドは厳しい。もちろん今季の千葉は1試合で2得点の試合もあるにはあるが、やはり対戦相手のチーム力、特に守備力の問題もある。前半のうちに日高大が直接FKを決めて1点差に詰めたのは良かったが、後半の選手交代を含めた小林慶行監督の采配には首を傾げざるを得ないところもあった。攻守両面での『継続』や『選手の組み合わせ』を意識し過ぎるあまり、対戦相手を苦しめ、千葉が得点できるような采配が見られなかった。
【仙台vs千葉】プレビュー:『際』の勝負…
■明治安田J2リーグ 第12節 4月27日(土)仙台 0-2 千葉(14:03…
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