90分を通しての両チームの試合内容にそれぞれ点数をつければ、間違いなく千葉が湘南を上回っていた。湘南に流れが行っていたという時間帯はないに等しかった。だが、サッカーの試合の勝敗は内容の点数制ではなく、相手よりも1点でも多く得点したほうが勝つというルールだ。今節の千葉は試合内容では勝っていたが、結果としては『1点』を取れないまま『1点』を湘南に奪われて負けた。これほど上出来の内容でも勝てなかったのは、ここぞというところで欲しい『1点』が取れないという決定力の問題がある。それは、特にJ2で戦うようになってからの千葉の積年の課題で、過去にもどんなに総得点数がJ2リーグの上位になっていても、大量得点の試合がある一方で、『1点』を取っていれば勝点3、あるいは勝点1を取れていたという試合が少なくなかった。もちろん守備の堅さが必要という側面もあるが、欲しいところで『1点』を取る力がなければJ2優勝争い、そしてJ1昇格争いは難しいものだということを、湘南に見せつけられた敗戦となった。
【仙台vs千葉】レポート:仙台に主導権を…
■明治安田J2リーグ 第12節 4月27日(土)仙台 0-2 千葉(14:03…
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