もちろん結果が全てではある。だが、延長戦に入る前の90分に限っての試合では決定機数で千葉が上回り、川崎Fにボールを支配されながらも攻め返すという狙いの戦い方はできていた。だが、相手の守備を上回れるシュート決定力、シュートに持ちこむまでのアイデアやプレーの精度では川崎Fに競り勝つことはできなかった。それでも、スコアを見れば1-4の大敗であっても、この試合での好材料はより厳しい局面を迎えるJ1昇格プレーオフ進出を目指すJ2リーグ戦の糧となると思われる。
次のリーグ戦を中2日で迎えるとあって、この試合では千葉も川崎Fも直近のリーグ戦から大幅にスタメンを変えた。長谷部茂利監督代行がコンディションを重視して選んだスタメンでJ2リーグ戦第32節・山口戦もスタメンだったのは、山口戦は右サイドハーフだったのがこの試合では右サイドバックだった北爪健吾、そして長澤和輝と船山貴之の3人。川崎FはJ1リーグ戦の2ndステージ第12節・大宮戦のスタメンでこの試合もスタメンだったのは、第13節・横浜FM戦は出場停止のエドゥアルド ネットと大久保嘉人の2人だけ。大怪我が治って戦列に復帰したばかりの奈良竜樹、小宮山尊信、森本貴幸がスタメンに名を連ねた一方で、主力のチョン ソンリョン、中村憲剛、谷口彰悟、大島僚太、小林悠はベンチにも入らなかった。
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