8月21日のJ2第30節では、第29節終了時でJ1自動昇格圏の2位の松本と勝点差3で3位につける岡山と対戦した千葉。苦戦が予想されたが、千葉は攻守ともに出足が鋭く、連動性の高いサッカーを見せた。そして、9分にアランダ、エウトン、船山貴之とパスをつなぎ、船山のスルーパスから町田也真人が先制点を奪取。前半から狙いどおりのサッカーでリズムを作り、早い時間に先制するという、願っていた試合運びを見せた。その後も複数の決定機を作りながらも追加点は79分のエウトンの1点だけだったのは課題として残るが、その一方で無失点の守備。8月24日の取材で長谷部茂利監督代行が「(岡山は)少し疲れていたというか、千葉のほうが出足がよかった。岡山は我々に対しては格下というか順位が下のチームということでちょっとやりづらいというか、勝たなきゃいけないというのもあったと思う」と話したように、岡山の攻守が好調時のものではなかったのもある。だが、『人』や『ボール』に速く強く寄せ、しっかりとした攻守の切り替えを行なって『3人目』『4人目』が絡む攻撃ができたのは収穫だ。
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