前節(第24節)で大分を相手に2-0から2-3というショッキングな逆転負けを喫した千葉にとって、今節はその反省を糧に『バウンドメンタリティ』を発揮し、前節と似たような状況や苦境に陥ってもタフに戦えるか試される一戦だった。前節と同じように早い時間にセットプレーから西久保駿介のプロ初ゴールで先制したものの、今節は先生から約10分で追いつかれるという厳しい試合展開となった。だが、後半開始から3バック、守備時は5バックに変更し、ピッチを幅広く使いつつ千葉の守備ブロックに揺さぶりをかける新潟の攻撃に対応。それでも、守備時はディフェンスラインが下がりすぎる傾向がやはりまた見られ、連続攻撃を受ける時間帯が長かったが、今節の千葉はチーム一丸となってそれに耐えた。また、決定機をそれほど多く作れなかった中で、60分に勝ち越しゴールを奪えていたのも大きかった。得点者は最後にヒールでシュートコースを少し変えた櫻川ソロモンだったが、CKのこぼれ球から思い切りよくシュートを打った秋山陽介が、櫻川の得点のうちの0・5点は秋山と言っていいほど、彼の積極性が非常に大きい得点だった。失点を直接FKに抑えた守備も、そして2得点を生み出した攻撃も、前節の悔しさをバネにチームが1つにまとまって戦い抜いたからこそのものだった。
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