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【山形vs千葉】レポート:セットプレーでの2点も含めて防げた3失点を喫し、点を取りきる力も課題となった敗戦

【山形vs千葉】プレビュー:9勝1分と絶好調の山形に対して粘り強く戦い、好機を確実に生かして得点したい一戦

2021年08月09日 11:25 by akanuma_keiko
2021年08月09日 11:25 by akanuma_keiko

東京五輪によるJ2リーグ戦の中断期間を経て、今節から最終節までノンストップの戦いがスタートする。千葉は中断期間に入る前の第23節・金沢戦を2-1で勝ち、7月21日には天皇杯3回戦・川崎戦に臨んだ。ベンチスタートとなった新井章太の代わりに鈴木椋大、試合のメンバーに入らなかった鈴木大輔と小田逸稀の代わりに岡野洵と末吉塁がスタメンとなった一戦は、戦前の予想どおりに川崎がボールを握る時間が長かった。だが、千葉は粘り強くプレーし、53分に見木友哉が船山貴之とのワンツーパスから先制点をゲット。少ない得点機を確実にモノにしたが、川崎の橘田健人への小林祐介の対応がファウルと判定されて川崎にPKを与えてしまう。59分に川崎の家長昭博がPKを決めて同点とするが、その後は延長戦も含めてスコアが動かずにPK戦に突入。そのPK戦では交代出場の岩崎悠人がPKをクロスバーの上に外してしまい、同じく交代出場の熊谷アンドリューはPKを川崎のGKのチョン ソンリョンにキャッチされ、PK戦2-4で千葉は3回戦で敗退となってしまった。

 

それでも、東京五輪に出場するU-24日本代表に選出されていた三笘薫、旗手玲央、負傷中の小林悠が不在で、U-24日本代表選手でもある田中碧が天皇杯3回戦の前にデュッセルドルフに移籍しているなど、多くの主力選手を欠いていたとはいえ、『J1王者』の川崎を相手に善戦したことに、選手も尹晶煥監督も手応えを感じていた。ただし、その手応えで得た自信が過信となることを危惧したのは、川崎が古巣の舟山貴之だ。8月7日の練習後のオンライン取材で、船山は「一番怖いというか、そう思うのは、フロンターレを相手にある程度できて、惜しいところまで行ってというのは事実なんですけど、過信になっちゃうと一気に崩れてきちゃうので。それをもう一回気持ちを引き締めないと危ないのかなと思う」と話している。

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