それは、残念ながら今季の千葉の試合で何度も見た光景だった。75分に髙橋壱晟のゴールで2-1と勝ち越しながら、87分に失点。2-2に追いつかれ、再び勝ち越すことができればベストだが、それができないならば引き分けで勝点を1でも得たい試合だった。しかし、90+4分という後半のアディショナルタイムに失点して逆転負けとなり、一時は3を手中にしかけていた勝点が結局、ゼロとなる。それも今季の守備で最大の課題ともいえるクロスボールからの失点で、さらに失点が多い右サイドからのクロスボールによるものだった。第26節・大宮戦から3試合連続無失点でも、それはやらなければならない最低限のレベルの守備を行ない、対戦相手の攻撃の出来の悪さにも助けられた面があった。ペナルティエリアの中で相手のマークを外したり、相手を自由にプレーさせたりする守備をすれば、攻撃でそこまで問題を抱えていないチームが相手だと失点してしまうのは必然だった。
読者コメント