6位の京都とは勝点差14で迎えた前節(第37節・徳島戦)で千葉の長谷部茂利監督代行は、第36節・松本戦での警告2回による退場処分で出場停止となった若狭大志に代わってセンターバックの一角に松本戦で交代出場した岡野洵、そして比嘉祐介と阿部翔平が負傷欠場となったことで左サイドバックに乾貴哉と、いずれもJ2リーグ戦は初スタメンとなる若手を起用した。彼ら2人の奮闘は見られたものの、組織的で連動性の高い徳島に攻守で後れを取り、主導権を握られる展開だった。19分、自陣左サイドからあげられたクロスが自陣右サイドへ流れたのを相手に拾われ、パスをつながれてカルリーニョスに打たれたシュートが山本真希に当たってこぼれると、いち早く反応したのは佐藤晃大。セーブしようとした佐藤優也、カバーしようとした近藤直也の対応も及ばず失点という苦しい展開になった。徳島に追加点こそ許さなかったが、42分に町田也真人に代わった井出遥也、68分に菅嶋弘希に代わった長澤和輝には後半にそれぞれ1回ずつ決定機があったものの者にできず、0-1で敗れて3試合連続ノーゴールで4連敗。4連敗は7連敗を記録した2008年以来で、J2リーグでは初という苦境に陥り、残り5試合で京都との勝点差は15とJ1昇格プレーオフ進出の可能性はほぼゼロとなって12位に後退した。
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