ジェフ便り

【J2第37節千葉vs徳島】試合レポート:組織的な攻守を見せる徳島にチームの連動性も選手個々の勝負でも上回られて敗れる。

プレビュー:J1昇格プレーオフ進出のかすかな望みは徳島との直接対決を制することでつながる

2016年10月22日 17:27 by akanuma_keiko
2016年10月22日 17:27 by akanuma_keiko
千葉が10位で迎えた第35節は千葉と勝点差8で6位の京都との対戦だったが、攻守ともにミスが多く、内容でも0-3というスコアでも完敗を喫した。残り7試合で6位との勝点差が11に開いた危機的状況での第36節・松本戦は、立ち上がりから攻守ともに京都戦の反省を踏まえた修正が見られた。だが、18分に町田山のパスからの決定機でエウトンがシュートを外して得点機を逃すと、38分に松本の攻撃で最も警戒していたはずだったセットプレーで工藤浩平に先制ゴールを許して失点。さらに、松本のセットプレーの場面で若狭大志がファウルを犯し、43分に高崎寛之にPKをきっちりと決められて2点のビハインドになり、しかも若狭はその試合の2度目の警告によって退場処分となってしまう。代わりのセンターバックに起用されたのは岡野洵で、この試合がJデビュー戦だった岡野が落ち着いたプレーを見せつつ奮闘したのが、ある意味、せめてもの救いだった。後半に反撃を仕掛ける千葉だが、岡野を入れる代わりにその試合では調子の良さを取り戻しつつある様子だった井出遥也を下げることになった。さらに、77分には負傷した阿部翔平に代えて北爪健吾を入れるなど、3枚の交代カードのうち2枚は長谷部茂利監督代行の狙いではなくやむを得ない形で切ったもの。残りの1枚は83分の町田から吉田眞紀人への交代というカードだったが、後半の千葉は細部のミスもあって決定機を作れなかった。逆に、後半だけでも3回の決定機を作った松本に、54分にまたしてもセットプレーから飯田真輝にゴールを奪われ、2試合連続で0-3の完敗。第34節・群馬戦から3連敗となり、第36節・岐阜戦で勝った6位の京都との勝点差は14に広がって11位に後退。今節の千葉と京都の結果次第ではJ1昇格プレーオフ進出の可能性が完全になくなるという状況となった。
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