87分の吉田眞紀人の同点ゴールで追いつき、結果は1-1に終わったが、その後の後半のアディショナルタイムにも町田也真人の2度の決定機やオナイウ阿道の得点機があっただけに、勝点を1しか獲得できなかった結果は悔やまれるものとなった。だが、80分頃までの千葉、特に前半にはゴールへ向かう推進力やゴールを貪欲に狙う姿勢を欠いたプレーが目立ち、得点の気配がほとんど感じられなかった。もちろんサッカーでは試合の残り5分、いや1分足らずでもゴールを奪い、勝利を得ることもある。だが、トータルでの得点チャンスの数では千葉と東京Vに大差がなく、試合内容も考えれば、残念ながら引き分けという結果はこの日の千葉には妥当なのかもしれない。
今節の千葉は、9月22日の天皇杯3回戦・川崎F戦で延長戦までフルにプレーした長澤和輝と船山貴之がスタメンに名を連ね、前節(第32節)・山口戦からのスタメン変更は右サイドハーフの北爪健吾から井出遥也の1人だけだった。東京Vは前節・讃岐戦のスタメンのうち前節は退場処分で出場停止の中後雅喜に代わって船山祐二、さらに南秀仁に代わって井上潮音と、ダブルボランチが2人とも変更となった。
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