前回対戦(第20節)では試合前のウォーミングアップでのアランダの負傷、試合開始早々の近藤直也の負傷とアクシデント続きとなったのが精神面にも影響し、イージーミスもあって1-2で敗れた北九州戦。だが、今節もまた38分にアランダがレッドカードで退場というアクシデントはあったものの、選手たちは試合を通して粘り強く体を張った守備やゴールに貪欲な姿勢を発揮した。6連敗中の北九州戦で2-0の勝利を収め、長谷部茂利監督代行がチームを率いて初勝利。ようやく『巻き返し』のスタートが切れた形となった。
今節の千葉は、前節のスタメンから5人変更となった。左サイドバックは阿部翔平から比嘉祐介に代わり、前節は佐藤勇人と山本真希だったダブルボランチはアランダと出場停止明けの長澤和輝となった。そして、右サイドハーフを井出遥也から菅嶋弘希に、2トップの一角をエウトンから吉田眞紀人に代えた。一方、北九州はダブルボランチの一角を新井純平から負傷箇所が回復して今季初出場となる八角剛史、左サイドハーフを本山雅志から内藤洋平、2トップの一角を池元友樹から小松塁と3人変更した。前回対戦では得点こそなかったものの、ヘディングだけでなく足元に入るクサビのパスの処理もうまく、前線でターゲットになる小松の動きに千葉は手を焼きがちだった。小松は2015年の2試合で3得点をあげていることもあり、千葉戦での相性の良さを考えての起用だったのかもしれない。
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