千葉にとっては、昨季の反省を生かすことも、この一戦に向けての攻守の準備も生かすことのできなかった2022シーズンの開幕戦だった。昨季はJ2昇格初年度の2チームに1分3敗と勝つことができず、J2昇格初年度チームの岩手と対戦した今季の開幕戦は0-1の敗戦。しかも岩手の最大の得点パターンであるセットプレーに対しては、試合前日(2月18日)に時間をかけて対策を講じたはずだった。だが、失点前にも再三、岩手のプレースキッカーの中村太亮がファーサイドを狙っており、そこをケアしなければならなかったにもかかわらず、ファーサイドで岩手の宮市剛にうまく右足を合わせられて失点。そして、攻撃面では特に前半、岩手のプレスをうまくかいくぐる攻撃の組み立てができず、櫻川ソロモンのポストプレーも岩手に対応されて決定機を作れなかった。後半に修正を図って反撃を仕掛けたものの、試合全体を振り返ると岩手が主導権を握る時間が長かった。
【仙台vs千葉】レポート:仙台に主導権を…
■明治安田J2リーグ 第12節 4月27日(土)仙台 0-2 千葉(14:03…
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